サッカー

骨格とパフォーマンス

人の重心は骨盤内で仙骨のやや前方にあります。 重心の位置を足底から計測すると、成人男子で身長の約56%、女子では約55%の位置にあります。 (重心の位置はプロポーションによって個人差があり、小児では相対的に高位にあるために立位姿勢保持が不安定となります。) また、理想的な立位姿勢とは、後方および側方から観察して、次のような解剖学的指標が一直線に整列している場合をいいます。 この直線はほぼ重心線に近似しています。 では 股関節外転時には
感覚統合

視覚機能とパフォーマンス

いわゆる五感のひとつである。 視覚とは、光のエネルギーが網膜上の感覚細胞に対する刺激となって生じる感覚のことである。「視覚」という言葉は、形態覚、運動覚、色覚、明暗覚などの総称として用いられている。 視覚によって、外界にある物体の色、形、運動、テクスチャ、奥行きなどについての情報、物体のカテゴリーについての情報、物体の位置関係のような外界の空間的な情報などが得られる。また、自己の運動に関する情報も視覚から得られ、時に視覚誘導性自己運動感覚などを引き起こす原因ともなる。
スプリント

脳機能とバランス能力とは

バランスが良いとは、状態や現象が一定に保たれ、安定していることを示しています。 そして、バランスは静的バランスと動的バランスに分けられています。 静的バランスが良いとは、物体に外力が加わった時に動かず静的平衡が保たれている状態、また、動的バランスが良いとは、物体が動いている際に、外力が加わっても動的平衡が保たれている状態を言います。 高齢者の場合、静的バランスも動的バランスも機能低下が認められ、転倒の要因になります
スプリント

身体図式(ボディマップ)

正中とは真ん中であるとともに、身体的には左右対称や、前後ではそれぞれの骨の位置関係が重心線上に位置している状態といえます。 ただし、質量的に左右対称というのは、臓器の位置や利き手、左右の筋肉量を考えると難しいですね。 関節の位置の状態でいえば、前後左右にずれていない関節の位置になります。 この関節の正中化ができていない場合、ある関節の一部だけに圧迫が常時かかったり、筋肉も特定の部位が伸ばされていたり(常時一部にストレッチがかかっている状態)、あるいは反対側は縮んでいたりします。
感覚統合

感覚統合に重要な5つの項目とは

感覚統合とは、複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のことです。 私たちは、光や音など、たくさんの刺激に囲まれながら生活しています。 そのたくさんの刺激が身体に加わっていることを感じるはたらきを感覚といいます。 人間の感覚には、既によく知られている五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)に加えて、固有受容覚(手足の状態・筋肉の伸び縮みや関節の動きを感じる感覚)、前庭覚(身体の動きや傾き、スピードを感じる感覚)といった合計7つの感覚があります。 感覚は人それぞれ、感じ方の強弱や程度に差があります。 例えば同じ温度の食べ物を食べても「とても熱い」と感じる人と、「全然熱くない」と感じる人がいるように、すべての感覚は一人ひとり感じ方が違ってきます。 これらの感覚は、生活していると、絶えずさまざまな感覚器官から入ってきます。 私たちの脳は、このたくさんの感覚をきちんと分類したり整理したりすることができ、これを統合といいます。
感覚統合

ボディスキーム(身体知覚)形成とROM

私の勤務校には、車いすを生活の足として使用している児童・生徒が数多く通っています。 電動車いすを巧に操り、机と机の狭い間を上手にすり抜けていく子どももいれば、自分の手で車いすをこいでいるのに、目測が合わずに机にぶつかってしまう子どももいます。 大人でも自動車の運転が上手な人もいれば、縦列駐車なんて絶対にできないという人、なかなか右折のタイミングが計れず、交差点で曲がれない人もいます。
感覚統合

グラウディングとオプティマルフロー

グラウディングとは 一般的には地に足をつける、精神的に安定する などスピリチュアルなイメージで使われることが多いですが 運動指導におけるグラウディングとはいわゆる地面に接しているトレーニング種目のことを指します このトレーニング種目は 主に子供の発育発達においてもアスリートにおいても とても重要な役割を果たします