サッカー

足関節の障害と評価

スポーツ選手にとって足関節は重要で、かつ繊細な動きを求められる関節の1つです。足関節捻挫(靱帯損傷)はスポーツによる急性外傷としては最も頻度が高く、かつ重症度の高い障害ですが、軽視され慢性化する場合が多いので注意を要します。 足関節は脛骨、腓骨、距骨の3つの骨より成り立ち、外側(腓骨側)は前距腓靱帯、後距腓靱帯、踵腓靱帯で囲まれています。内側(脛骨側)は三角靱帯という強い靱帯で守られています。
スプリント

膝関節の障害と評価

膝関節の屈曲に作用する筋肉にはハムストリングや腓腹筋、膝窩筋などがありますが、ハムストリングと腓腹筋は二関節筋(関節を2つまたぐ筋肉のこと)ですが、膝窩筋は単関節筋です。 ハムストリングや腓腹筋の柔軟性が衰えると常に膝関節が伸びきらす、いつも屈曲状態にあるので疲労が溜まりやすい場所としても知られています。(膝窩痛) 膝窩筋は膝の後方外側部の安定性を守るために不可欠な筋肉です。
高齢者

高齢者に対するトレーニング指導

長寿化に伴って今問題となっているのが、介護人口の増加による社会保障費の増大です。それを抑制するため、「予防介護」が推奨されています。 予防介護はいくつかありますが、その1つとして高齢者に積極的に運動をさせる動きがあります。運動は基礎代謝を上げたり筋肉量を増やすなど、身体面だけでなくストレス発散やもの忘れ防止にもつながるといわれています。 では、若い人と同じように運動をしたら良いのかというと、そうではありません。高齢者の身体の特徴を把握し、それに合わせた方法が求められます。ここでは高齢者に運動を指導する際の注意点を紹介します。
サッカー

骨格とパフォーマンス

人の重心は骨盤内で仙骨のやや前方にあります。 重心の位置を足底から計測すると、成人男子で身長の約56%、女子では約55%の位置にあります。 (重心の位置はプロポーションによって個人差があり、小児では相対的に高位にあるために立位姿勢保持が不安定となります。) また、理想的な立位姿勢とは、後方および側方から観察して、次のような解剖学的指標が一直線に整列している場合をいいます。 この直線はほぼ重心線に近似しています。 では 股関節外転時には
感覚統合

視覚機能とパフォーマンス

いわゆる五感のひとつである。 視覚とは、光のエネルギーが網膜上の感覚細胞に対する刺激となって生じる感覚のことである。「視覚」という言葉は、形態覚、運動覚、色覚、明暗覚などの総称として用いられている。 視覚によって、外界にある物体の色、形、運動、テクスチャ、奥行きなどについての情報、物体のカテゴリーについての情報、物体の位置関係のような外界の空間的な情報などが得られる。また、自己の運動に関する情報も視覚から得られ、時に視覚誘導性自己運動感覚などを引き起こす原因ともなる。
スプリント

脳機能とバランス能力とは

バランスが良いとは、状態や現象が一定に保たれ、安定していることを示しています。 そして、バランスは静的バランスと動的バランスに分けられています。 静的バランスが良いとは、物体に外力が加わった時に動かず静的平衡が保たれている状態、また、動的バランスが良いとは、物体が動いている際に、外力が加わっても動的平衡が保たれている状態を言います。 高齢者の場合、静的バランスも動的バランスも機能低下が認められ、転倒の要因になります
スプリント

身体図式(ボディマップ)

正中とは真ん中であるとともに、身体的には左右対称や、前後ではそれぞれの骨の位置関係が重心線上に位置している状態といえます。 ただし、質量的に左右対称というのは、臓器の位置や利き手、左右の筋肉量を考えると難しいですね。 関節の位置の状態でいえば、前後左右にずれていない関節の位置になります。 この関節の正中化ができていない場合、ある関節の一部だけに圧迫が常時かかったり、筋肉も特定の部位が伸ばされていたり(常時一部にストレッチがかかっている状態)、あるいは反対側は縮んでいたりします。