ただし、質量的に左右対称というのは、臓器の位置や利き手、左右の筋肉量を考えると難しいですね。
関節の位置の状態でいえば、前後左右にずれていない関節の位置になります。
この関節の正中化ができていない場合、ある関節の一部だけに圧迫が常時かかったり、筋肉も特定の部位が伸ばされていたり(常時一部にストレッチがかかっている状態)、あるいは反対側は縮んでいたりします。
もしくは、一部は常時緊張状態にあり、反対側は弛緩状態にあったりします。
このような姿勢や動作が日常的に続けば、身体の機能は傾きますし、姿勢も傾きます。
この状態を脳が普通だと認識しだすと、身体スキーマ(身体イメージ、ボディイメージ)が正中とは逸脱してきます。
今まで自分が培ってきた正中はどこなのだろうか?と考える間も無く身体の正中は路頭に迷ってしまいます。
この正中化では見た目ももちろん重要ですが、自分の身体イメージに自分の身体感覚が一致しているかが非常に大切です。
これにはただエクササイズをやるのではなく、意識的であることが大切です。
意識的に…身体のどこが動いているのか、身体の位置関係はどうなっているのか、身体に違和感はないかに対して感じることが大切です。
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