筋肉には「静的特性」と「動的特性」があります。
これは力発揮の仕組みを理解するため、またデータを集めるためには便利な指標なので、研究の分野ではよく利用されてきました。
しかし、実際の運動においては、静止したまま大きな力を発揮するという場面はあまりありません。
スポーツ動作の質や強さを考える場合、どれだけ力を発揮できるかというよりも、どれだけスピードを出せるかということのほうがはるかに大きな問題となります。
そこで、筋肉が収縮しているときにどういう特性を発揮するか、つまり「動的特性」が重要になってくるわけです。
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