重心とは?
重心とは「重さの中心」のことを言い、Centre of mass(COM)とも呼ばれます。
物体を作っている各質点は、それぞれ重力によって真下に引かれています。
人間の身体で例えると、足部、下腿、大腿、胴体、頭部、上腕、前腕、手などの小さなかたまりが質点で、それらに働く重力の総合的な作用点が「身体重心」です。
また、足部や大腿などの各質点にも重心を定義することができます。こちらは「部分重心」と呼ばれます。

これは理論的な重さの中心のことを表すので、実際に重心というものが身体の中に入っている…というわけではありません。あくまで概念的なものです。
「重心移動を意識」という表現は正しい?
また、重心は姿勢によってもその位置が変化します。短距離走のスタート直後の下の姿勢では、身体重心は身体の外に出てくることもあります。

「重心はおへその下あたり、丹田にあるから、走るときはそこにある重心を移動させるを意識して…」と、陸上競技の指導現場で言われることがあります。
しかし、重心が移動するから身体が移動するのではなく、姿勢が変化したり、身体が移動したりした結果、重心が移動することになるわけです。
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